SWAT Mobility、白馬村が運行を開始する生活交通と観光交通を統合したAIオンデマンド乗合交通に運行アプリを提供

出版日
2024-04-01

SWAT Mobility Japan株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:末廣将志)は、長野県白馬村で住民を主な対象とした、AIオンデマンド乗合タクシー(名称:ふれAI号)に運行アプリを提供します

●今回の取組み
白馬村では2022年冬から、期間限定で主に観光客を対象に観光AIオンデマンド乗合タクシーを提供しており、計3回の運行で延べ2万3千人以上に利用されていました。本サービスの好評を受け、本年4月より、住民向けのサービス「ふれAI号」の運行を開始します。
今までの運行は、主にウィンターシーズンに訪れる観光客の夜間帯の移動を目的に観光型AIオンデマンド乗合タクシー「白馬ナイトデマンドタクシー」を運行していましたが、今後は日中に住民向けの運行を開始します。地域の生活交通として多様な移動需要に対応するため、停留所数を29箇所から108箇所に増加させ、商業施設や公共施設へのアクセスを向上させます。また、全ての住民に利用いただけるよう、移動が困難な住民に対してはドアツードアの運行やボランティアによる乗車の介助を行います。
また、ふれAI号では新たな取り組みとして、決済手段に応じた割引を実施し、アプリ内決済を推奨することで、運転手の現金収受の手間や紙面での運賃管理を削減し、白馬村のDX化を支援します。来年冬には、観光客向けの運行も継続して予定されており、1つのアプリ「白馬デマンドタクシー(HDT)」から生活交通と観光交通の両方を予約することができるようになります。

 

決済手段に応じた運賃割引(クレジットカード決済を選択すると、10%割引が適用)

乗客種別設定

白馬デマンドタクシー(HDT)アプリロゴ

アプリダウンロード用QR

●背景
白馬村は、ウインターシーズンを中心とする訪日外国人観光客を含め毎年約200万人もの観光客を受け入れている一方、村内の移動は主に路線バスに限られ、利用方法に慣れない外国人観光客に対する利便性の高いモビリティ提供が課題でした。
この地域課題を解決する為に、2022年冬に長野県主催のオープンイノベーション推進プログラムである「チャレンジナガノ」を通して、白馬村・アルピコ交通・BIPROGY・SWAT Mobilityの4社が連携し、AIオンデマンド乗合タクシー「白馬ナイトデマンドタクシー(HND)」を運行しました。2022年の運行では約70日間の運行期間で、アプリ登録者数は3,939人(うち外国人2,875人)、累計乗車人数は12,000人に達しました。また、2023年夏にはグリーンシーズンの観光客、住民利用を目的とした「白馬夏のデマンド」を運行、2023年冬には飲食店予約と連携した「白馬ナイトデマンドタクシー」を運行しました。これらの取り組みから、AIオンデマンド乗合タクシーが交通利便性を向上させ、かつ持続可能な交通手段であると判明し、観光だけでなく、生活交通にも裾野を広げ、通年での本格運行が決定しました。

●概要
運行期間:2024年4月1日~2025年3月31日(8:00~17:00)
サービス提供エリア:白馬村
運賃(ふれAI号)
通常:1乗車300円、アプリ内決済270円
高齢者及び障がい者手帳をお持ちの方:1乗車270円、アプリ内決済:243円
利用方法:アプリ「白馬デマンドタクシー(HDT)」
実施主体:
白馬村、アルピコタクシー株式会社、アルプス第一交通株式会社、白馬観光タクシー株式会社、有限会社白馬交通
Webサイト:白馬村ホームページ

 

白馬デマンドタクシー チラシ

●SWAT Mobilityについて
SWAT Mobilityは人・モノの移動に関する課題解決のため、オンデマンド交通運行システム、路線バス交通分析ツール、物流配送最適化システムを提供しています。最少の車両台数で複数の乗客・モノを効率良く相乗りさせるルーティング・アルゴリズムは世界トップクラスと認定されています。テクノロジーの社会実装を通し、当社ビジョン”Empowering the world to move more with less”の実現を追求していきます。 

SWAT Mobility Japan株式会社
所在地:東京都千代田区麹町
代表者:代表取締役 末廣将志
設立:2020年
ホームページ: https://www.swatmobility.com/jp