SWAT Mobility、三鷹市で実証運行を行うAIデマンド交通において、10月から運行エリアの拡大と乗降ポイントの追加

出版日
2023-10-02

SWATMobility Japan株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:末廣将志)は、三鷹市・境交通株式会社(本社:東京都三鷹市、代表取締役:根本克己)・寿交通株式会社(本社:東京都三鷹市、代表取締役:千田裕)と締結した「西部エリアにおけるAIデマンド交通を活用した実証運行に関する協定書」に基づき、三鷹市で運行しているAIデマンド交通実証実験の運行エリアの拡大と乗降ポイントの追加を行いサービス提供を1年間延長します。

● 背景

人口19万人、そのうち65歳以上が20%以上を占める三鷹市において、高齢者等の活動を支える移動手段の確保は重要な課題でした。特に、細く急な坂道が多い住宅街では、自宅からバス停まで数百メートル歩く地域も少なくありません。大沢地区ではコミュニティバスを運行していましたが、ルートや本数の問題があり、交通不便地域での面的な課題解消が求められていました。これらの課題を解決する為に、コミュニティバスの1路線を休止し、地域住民の交通利便性を向上させる目的で、2022年10月より三鷹市大沢地区で実証運行を開始しました。当社は、車いす利用者に対応した配車システムの開発及び車いすの乗車対応時間を考慮した運行パラメーターを実装しました。また、利用者や運行事業者からの意見に基づき、運行パラメーターの設定、変更を適宜行い、利用者が快適に利用して頂けるように、そして運行事業者が快適に運行して頂けるよう改善を繰り返してきました。運行開始から利用者数は増え続け、運行開始当初の約3倍に増加しています。アプリのUIに対しては、直感的な操作が可能と利用者から高い評価を得ており、10代から80代まで幅広い世代にサービスを利用して頂いています。また、AIデマンド交通の導入により、通院や買い物がより便利になり、外出しやすくなったとの声を頂いています。

● 今回の取り組み

2022年10月から開始した実証運行の成果に基づき、2023年10月より大沢地区に加えて、新たに井口・深大寺地区にサービスを拡大して運行します。これにより運行エリアの広さは当初の1.6倍となりました。新エリアである井口・深大寺地区の一部は、大沢地区と同じく交通網が不十分な地域があり、地域住民からの利用が高く期待されています。当社は、昨年から実施していた車いす利用者に対応した配車システムに加え、課題となっていたベビーカーやシルバーカー用の座席予約機能を開発・提供を開始します。また、利用者や交通事業者の意見を伺いながら、運行パラメーターの調整を定期的に行い、三鷹市住民の希望に沿ったサービスの実現を目指します。

●      概要

実証期間:2023年10月1日~2024年9月30日 ※月~土の運行
サービス提供エリア:三鷹市大沢地区、井口・深大寺地区
利用方法:アプリ「三鷹市西部エリアAIデマンド」
実施主体:境交通株式会社、寿交通株式会社、SWAT Mobility Japan
本事業では、三鷹市と交通事業者、弊社が協定を結んで運行しています。
Webサイト:三鷹市ホームページ
https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/097/097853.html

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 ※三鷹市都市整備部交通ネットワーク推進担当部長 齊藤様の弊社システムに関するインタビューは、こちらからご確認いただけます。

●SWATMobilityについて

SWATMobilityは人・モノの移動に関する課題解決のため、オンデマンド交通運行システム、路線バス交通分析ツール、物流配送最適化システムを提供しています。最少の車両台数で複数の乗客・モノを効率良く相乗りさせるルーティング・アルゴリズムは世界トップクラスと認定されています。テクノロジーの社会実装を通し、当社ビジョン”Empowering the world to move more with less”の実現を追求していきます。 

SWATMobility Japan株式会社
所在地:東京都中央区日本橋
代表者:代表取締役 末廣将志
設立:2020年
ホームページ: https://www.swatmobility.com/jp