【白馬村】観光客向けオンデマンド交通サービス

課題

国内有数のスキーリゾートである白馬村は、外国人観光客を含め毎年約200万人の観光客が訪れます。しかし、公共交通においては、複数の観光地を周遊するバスの重複、外国人観光客にわかりづらい複雑な路線形態など、多くの課題を抱えていました。特に、観光客向けに夜の飲食店を巡る定時定路線のシャトルバスは乗車時刻が決まっているため、利便性に欠け、無人でもバスが走行し、環境にも悪い状態でした。

ソリューションと効果

白馬村は観光客向けの2次交通の課題解決を目的にAIオンデマンド乗合タクシーの実証実験を開始しました。本実証実験において、SWATは白馬村専用のアプリ（白馬ナイトデマンドタクシーアプリ）を開発・提供。特許技術を持つダイナミック・ルーティング・アルゴリズムで、多くの利用者を効率良く送迎した結果、新型コロナウイルスの影響で観光客数が減少しているにも関わらず、乗車人数はコロナ前の水準を超える12,000人を記録しました。

本実証実験の実績は以下です。

• お客様は乗車時刻の正確性を最も評価し、91%が星5つの最高評価
• アプリ登録者数は4,000人で、登録者の73%が外国人
• 多い日で220人程度が利用し、相乗り率は73.2％（運行時間5時間・車両3台）
• 車両台数を4台から3台に削減

SWATの技術を活用したAIオンデマンド乗合タクシーの導入により、白馬村内での移動総量が増加し、飲食店やスーパーでの消費が増え、街の賑わいを創出することが出来ました。SWATは観光地においても、現地の交通課題を解決するソリューションを提供しています。