J:COMの社員向けライドシェアサービス実証実験、来年から全国展開へ

LIGARE Mobility Magazine
Published on:
Nov 18, 2020
J:COM MaaSのライドシェア車両と イノベーション推進本部長の櫻井俊一氏(左) 石川雄三代表取締役社長(右)(提供:J:COM)

■高精度なアルゴリズムのアプリ「SWAT Biz」

システムは、シンガポール発のモビリティスタートアップのSWAT Mobility Pte.Ltd. (以下、SWAT)のダイナミックルーティングアルゴリズムを使用したアプリケーションを採用している。

SWATの日本法人であるSWAT JapanがJ:COMに提供するアプリケーションは乗客者用アプリ、ドライバー用アプリ、管理者用アプリの3つ。今回の実証実験では、J:COM専用にカスタマイズして提供した。

乗車アプリ「SWAT Biz」(上)とオペレーター用アプリ(下)
乗車アプリ「SWAT Biz」(上)とオペレーター用アプリ(下)
(提供:J:COM)



乗車アプリ「SWAT Biz」の特徴は3つ。1つ目が複数地点からの連続した乗車需要を満たすライドシェア送迎サービス、2つ目がドアtoドアの送迎サービス(フルデマンドサービス)、3つ目は営業スタッフの要望を反映し、出発時刻ではなく降車時刻を基にした予約システムとなっている点だ。

また、ドライバーアプリ「SWAT Driver」は車載タブレットに予約情報が連携しており、アルゴリズムで最適化されたルートを表示できる。運転中のドライバーに見やすい大きな画面表示に加え、緑色は定刻どおりに運行、オレンジ色は遅延した運行、青色は予定より早い運行など、本能的に判断しやすいように色分け表示をしている。
オペレーター用アプリは、乗降車の場所、予約時間、実際の乗降時間をリアルタイムで反映し、一目で把握・管制業務ができるようになっている。

ドラーバーアプリ
ドラーバーアプリは、運行状況を色別に表示できる。


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